【ポケモンORAS】ユキトド最終構築(S16.1993)
3シーズンほど付き合ったのにこのまま何も書かないのは可哀想だということで筆を執りました。
じゅん。といいます、ORASでユキトドを使ってシングルレート潜ってました。
S17、S18は多忙(逃亡)でほぼ潜ってなかったので今更S16の構築であることをお許しください。
使用していた並びがこちらです
《単体紹介》
ユキノオー@ユキノオナイト
冷静/雪降らし→雪降らし ※国際孵化産のため非理想(S6)
メガ前:191(204)-113(4)-97(12)-158(252↑)-110(36)-61(0↓)
メガ後:191-153-127-202-130-34
・H16n-1 意地鉢ガブの逆鱗耐え C振り切り残りD
技:吹雪/草結び/氷の礫/宿り木の種
唯一のメガ枠でこのパーティの軸として存分に働いてくれました。
選出率は89.8%と多少頼り過ぎた感も否めませんが、ほぼ毎試合選出できたのはユキノオーを軸として組んだ身としてとても嬉しかったです。
メガである理由はやはり火力と耐久のバランスの良い上昇です。
火力の上昇により吹雪の押しつけが一層強力なものとなり、耐久の上昇によって炎技以外のガルーラの技や火力を削っているメガゲンガーの攻撃を耐え反撃できるようになります。
技構成はまず半確定技吹雪、瞑想スイクンに対して遂行に十分な打点となる草結び、削れたガブリアスやメガボーマンダ、ゲンガーを縛る氷の礫、サイクル補助の宿り木の種となっています。
有利対面では吹雪が安定です。バシャーモやメガ前クチートに対しても半分程度入るので霰と合わせて次の繰り出しを許しません。
また、ノオースイクン対面でも初手では吹雪を吹かせていました。
これはミラーコートや草技読みゲンガーバックでノオーを処理しスイクンを通す動きに対してよく刺さり、相手が瞑想をしてきた場合でも草結び+宿り木で処理が追いつくためです。
氷の礫は上記以外でもゲンガーと打ち合った後に出てきたボルトロスをガブリアスの逆鱗圏内まで押し込んだり、トリル下で瀕死のガルーラに打ったりと重宝しました。
宿り木の種は使用頻度が一番低かったですが、瞑想スイクンの眠るタイミングに合わせて打ったりトリル下でガルーラの不意を透かしつつ回復したり、トドゼルガを回復させたいときに使ったりと地味な活躍をしていました。地震に変えるならここしかないと思います。
特性に関してですが霰の削りダメージが大きいこと、ユキトドであることから雪降らしとなっています。
トドゼルガ@食べ残し
図太い/アイスボディ
208(180)-×-147(188↑)-123(60)-114(28)-92(52)
H16n
HB:メガボーマンダの特化恩返し守る込み超低乱2
C:HD振り切りメガボーマンダを吹雪確1
S:4振り70族抜き 残りD
技:吹雪/波乗り/絶対零度/守る
ユキトドのトド枠。選出率は3割程度。
調整通りマンダ軸に対してよく出していました。
他にもサザングロス(メタグロスは守るを挟めば殴り合え、HPタンクなことを利用しサザンドラの持ち物の判別も可能)や選出時点で零度を当てないと厳しそうなPTに対しても選出しました。
耐久の指標としてはアイスボディ2回でスイクンより硬い程度です。(HBスイクン:37881 本トドゼルガ:38220)
ボーマンダのウエポンが捨て身タックルの場合は反動で削れメガユキノオーの礫圏内に入る計算(だったはず)なので礫でカバーしていく形になります。
霰が5ターン限定で動きを制限される場面も多かったですが、ターン毎に1/8自動回復するのはやはり大きく釣り出しや守る択を制することで大きなアドバンテージを得ることができて、選出した時は活躍してくれました。
吹雪は霰下必中のメインウエポン且つ竜に対する遂行技として確定。波乗りはファイアローやヒードランに対しての打点や、鋼枠に対して削りを入れガブリアスの圏内に持っていくために打つ機会が多かったです。
守るはあるなしで動かしやすさが格段に違いました。
絶対零度は楽しくて強い神技でした。
ガブリアス@拘りスカーフ
意地っ張り/鮫肌
183(0)-200(252↑)-116(4)-×-105(0)-154(252)
王道意地スカガブリアス。ユキトドガブのガブ枠ですね。
岩技や炎技の受け先と吹雪や霰で削りを入れた後に全てをぶち抜く個人的に代えのない枠です。
単純なスイープ性能とPT単位で重いゲンガーやゲッコウガを上から殴るため、またリザードンウルガモスに対するストッパーとしてスカーフになっています。
性格については物理誤魔化しを削り+意地の火力で強行突破する場面が結構多く火力を削れない点や、構築上ガブリアスミラーが起こりにくいことから意地で採用しています。
空元気は初手ユキノオーヒトム対面で鬼火を打たれることが多く、無視できなかったための誤魔化しです。
ファイアロー@鋭い嘴
意地っ張り/疾風の翼
173(156)-146(252↑)-92(4)-×-93(28)-155(68)
ノオーガブアローのアロー枠……とはいうもののこの構築ではほぼ選出しませんでした。
調整も最終日に慌てて拾ってきたものなのでどなたのものなのかよく覚えていません……ごめんなさい。
ファイアロー自体はボルトロスやスイクンなどユキノオーの役割対象に選出誘導をかけたり、マリルリの腹太鼓を牽制するなど見せ合い画面での仕事をきっちり果たしてくれていたと思います。
霰によって受け出てきたボルトロスとのS関係を把握出来たり、自ら削れることでボルトチェンジ読み羽休めの択を作り出せたりとやはりノオーとの相性はよかったように思います。
S17以降はファイアローの姿のままクレセドランへの駒になる身代わり剣舞アローの採用も考えていました。
ヤドラン@ゴツゴツメット
図太い/再生力
201(244)-×-178(252↑)-122(12)-100(0)-50(0)
技:熱湯/怠ける/欠伸/トリックルーム
本構築のゴツメ枠。
ガルーラ、バシャーモ、アタッカーアローあたりに対し頑張ってもらいます。
欠伸を採用することでグロ秘密ガルーラを誤魔化せるようにしました。
ガルーラをゴツメ×2+霰ダメージで削ることによりガブリアスやユキノオーに対してほぼ後出しすることができなくなります。
また、このポケモンも水、草、電気を誘うことでユキノオーの通りをよくすることに貢献しています。
ヤドランに対し多く後出しされてボルトチェンジで逃げていく水ロトムに関しては、こちらが熱湯火傷さえ引いてしまえば霰と再生力のおかげでノオーヤドランの有利サイクルが回りやすいです。削り性能の高い熱湯は構築に噛み合う優秀な技でした。
カバルドンと違い両刀ガルーラに耐性があり、再生力で釣り出しにも強いヤドランは個人的に使っていて安心できるゴツメ枠でした。
秘密+砕くは霰込みでも一応高確率で耐えます。砕く砕くやグロ砕く、Bダウンは知りません。
トリックルームや欠伸による対面操作でメガユキノオーの活躍をサポートする役回りも多く、このポケモン無くしてここまでユキノオーが軸として活躍することはなかったと思います。
ヒードラン@風船
控え目/貰い火 ※厳選産のため非理想(B28/D29)
191(196)-×-125(0)-188(170↑)-133(60)-108(84)
・H16n-1 D霰込みガルドの特化シャドボ2耐え S4振りロトム抜き 残りC
技:オーバーヒート/ラスターカノン/大地の力/身代わり
毒ドランを完封するドラン。主にヒードラン、ギルガルド、クチートとフェアリー全般を意識した枠です。
身代わりはクチートの不意打ちを意識した採用でしたが、魔界ヒトムに有効打がなく困る場面も見られました。
厳選の関係で最終日しか使用できませんでしたが、ユキノオーヤドランヒードランのサイクルが強力でよく働いてくれました。
《選出について》
基本選出は
トリルノオーorガブリアスの一貫が取れそう且つサイクルにヒードランが必要なさそうな場合に選出。対面系の構築にもほぼこれを出していました。
準基本選出として
サイクルにヒードランが必要な場合は殆どこうなる印象です。宿り木によるサイクル補助も活かしつつ上手く回して削り合いで勝つ若しくはトリルユキノオーで制圧を狙う形になります。
特定の相手に対して
マンダ軸にはヒトムが常連なのでほぼこうなります。サザングロスも色々な形がありますがやはりこうなる場合が多かったと思います。大体がトドゼルガのHPを管理しつつ立ち回り、最終的にガブを通す試合展開になりました。
《まとめ》
厳しい相手を列挙すれば数限りありませんがORAS環境も終わるので省こうと思います。(零度を当てて勝ちましょう)
バランスは悪かったですが使いやすく、また使っていて楽しいパーティでした。
サンムーンでもポケモンがんばっていこうと思うのでレートで当たった時はよろしくお願いします!