【s4使用構築】吹雪月ノオーガブサンダー【最高最終2000】
◯使用構築
◯最高最終レート
◯使用TN
Sneewittchen(サン)
◯構築の経緯
ノオーガブ+物理受け+鋼枠でサイクルで削りつつ高速アタッカーでスイープする構築を組もうと考えました。
ガブリアスを選出しない場合の高速アタッカーとして鋼枠にメガメタグロスを採用、それと共に同時選出のため、ユキノオーのメガを諦め非メガに。
最初はサンダーの枠がカプ・コケコ、ウルガモスの枠がランドロスでコケコランドグロスの並びを組んでいました。
しかし、ギルガルドや、メタグロスが削られた後のボーマンダが重いこと、ブルルドヒドイデなどへの崩しの不足(カプZコケコでしたがブルルやグライオンに対して削りが意味を成さなかった/電気Z警戒で引くプレイヤーと引かないプレイヤーがまちまちでプラン通りに進む試合が少なく難しかった)からコケコ→サンダー、ランドロス→ウルガモスとして使用しました。
◯単体紹介
ユキノオー@拘り眼鏡
控えめ/雪降らし
175(76)-100(0↓)-96(4)-156(236↑)-123(140)-87(52)
D-特化アシレーヌのめざ炎確定耐え
臆病霊獣ボルトの気合玉確定耐え
S-無降り65族+2
残りC
非メガでありながら有利対面から大きく負荷をかけていける眼鏡ユキノオー。
繰り出し先に特殊が多いため、CDベースで配分しています。
環境にユキノオーに強いポケモンが多いためかユキノオーが重い選出をよくされた印象ですが、選出する側からしても鋼枠や炎枠の圧力から選出を躊躇う場面も多く、扱いが難しく感じました。
選出は相手の選出が読めてユキノオーが通ると判断した時や、眼鏡吹雪で負担をかけていく起点になる高耐久ポケモン(カバルドンやクレセリアなど)が選出されると読めた時などある程度絞っており、うまく刺さった時は大きなアドバンテージを生み出してくれました。
技構成は、メインウェポンの吹雪、アシレーヌやカプ・レヒレに対するエナジーボール、カバルドンやスイクンに対する草結び、受けループや高耐久組にワンチャンスを取れる絶対零度としています。ほぼ吹雪しか打っていません。
出していないものの相手の選出をみると刺さっていた、という場面も多かったので多少の選出圧力には負けずに出していける構築を考えてみたいと思いました。
ガブリアス@拘りスカーフ
陽気/鮫肌
183(0)-182(252)-116(4)-×-105(0)-169(252↑)
逆鱗/地震/岩雪崩/毒毒
スタンダードな陽気スカーフガブリアス。
リザードンやウルガモスなどのストッパー、耐性を活かした多少のサイクルの駒、終盤のスイープ役を担います。
6世代に比べ通りがよく見える構築は減りましたが、ちゃんと選出すると活躍する相変わらず強いポケモンでした。
岩石封じ耐えのメガリザードンYを意識して岩技は岩雪崩、ラスト1枠はサイクル下でクレセリア、ポリゴン2やランドロスに刺す毒毒を採用しました。
メガリザードンX+テッカグヤのようなサイクルに苦戦することも多かったので、上記の高耐久組が厳しくなければステルスロックも採用したかったです。
微妙に火力不足を感じる場面もありましたが、最速のリザードン、ウルガモスやスカーフテテフを考えると意地っ張りにすることが出来ませんでした。
サンダー@達人の帯
控えめ/プレッシャー
191(204)-×-109(28)-179(140↑)-113(20)-135(116)
10万ボルト/ボルトチェンジ/熱風/めざめるパワー氷
HB-メガボーマンダの特化捨て身タックル確定3発
C-197-152メガボーマンダへのめざめるパワーが134〜158/67〜79(羽休め状態)で竜舞猶予を与えない
S-最速70族抜き
火力のあるサンダー。
ブルルドヒドイデやナットレイ入りのサイクル構築に広く刺さる攻撃範囲、ほどよい耐性/耐久とボルトチェンジのクッション性能で非常に重宝しました。
羽休めを採用していないため、後に相手したいポケモンがいる場合は体力管理に気をつける必要があります。
特性のプレッシャーは静電気個体を持っていないためですが、初手で対面したランドロスやカプ・テテフのSを判定できたことでゲームのプランを立てやすくなったなど、有効に働く場面もありました。
おそらく選出率1位。刺さっていると感じる構築が多く、度々初手に置いていました。
この調整ではドヒドイデやアシレーヌへの10万ボルトの乱数があまりよくないので、どこを削るかは悩ましいですがCラインを上げてもよいかもしれません。
メタグロス@メガストーン
陽気/クリアボディ→硬い爪
165(76)-177(172)-151(4)-×-111(4)-134(252↑)
→165-189-171-×-131-178
HB-A182地震+鮫肌耐え
S-最速
技範囲を広げたメタグロス。
ポリゴン2やナットレイに刺さるアームハンマーを採用しています。
技構成は悩ましいものの、どれも満遍なく打ちました。
硬い、速い、高火力の三拍子が揃った強力な鋼枠だと感じました。
カミツルギをアームハンマーでミリ残してしまう(乱数)などAを削った弊害を感じることもありましたが、耐久に薄いと舞ったメガボーマンダやメガギャラドスの地震で落ちてしまったりするので兼ね合いが難しいところです。
グロスのアイへは最凶
図太い/炎の体
191(244)-×-115(156↑)-155(0)-125(0)-134(108)
炎の舞/鬼火/蝶の舞/羽休め
H-16n-1
S-1舞130族抜き
残りB
Hbsゴツメ鬼羽ウルガモス。
クチート軸、メタグロス軸に対して非常に強く動いてくれました。相手の取り巻き次第ですがガルーラ軸にも選出したいです。
鬼火はミミッキュ対面で打つことで殴り勝てたり、ゴツメを見てメタグロスの裏から出てくるランドロスに刺してサイクル有利を取ったり非常に便利でした。
身代わりがあると毒ポリゴン2やクレセリアも完全に起点にすることができるので役割の優先度次第だと思います。
相手にダメージを与える手段が炎技しかないため、舞って抜いていくウルガモスとしての性能はそこまで期待できません。
マリルリ@ミズZ
意地っ張り/力持ち
175(124)-112(252↑)-132(132)-100(0)-70(0)
滝登り/じゃれつく/アクアジェット/腹太鼓(最終日は毒毒)
H-16n-1
A-特化
B-残り
カプ・レヒレやアシレーヌと比べ、アクアジェットの火力と物理耐久を評価しました。
バシャーモ対面で裏に大きな負荷をかけるため、カバルドンをワンパンするために水Zにしています。
腹太鼓は受けループ意識でしたが、それまで一度も使わなかったことや、受けループとほぼ当たらないと考えたことから最終日にクレセリア、ポリゴン2に刺す毒毒へ変更しました。
メガバシャーモのフレアドライブ+雷パンチを耐えないため、計算はしていないものの可能ならば耐えるよう耐久を調整した方が使いやすかったかもしれないと感じました。
選出は特に決めておらず相手に合わせて出していきますが、一番多かった選出はおそらく でした。
◯ ご挨拶
シーズン4お疲れ様でした。
今季は1850〜1950を終盤しばらく行き来しており苦しいシーズンでしたが、最終的になんとか2000に駆け込めたので安堵と共にある意味納得しています。
今回の構築は自分が好みなもの、使っていて楽しいものになってくれたのでその点はとても良かったです。
最大の反省点としてはクレセリアやHBポリゴン2、ミミッキュなどが重く誤魔化して戦っていたものの、問題に気付きながら改善しなかった/出来なかったことだと思います。
例によって来季の構築の目処はあまり立っていませんが、また楽しくポケモンしていけたらいいなと思っています。
今季対戦してくださった皆さん、ここまで読んでくださった皆さん、レ通などに付き合ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
シーズン5でもよろしくお願いします!
※吹雪月:《白い卯の花を雪に見立てた語かという》陰暦5月の異称 コトバンクより
(陰暦5月:陽暦5月下旬〜7月中旬)