【s11使用構築】背信ガルランド【最高2076最終1983】
○使用構築
@ガルーラナイト
意地っ張り/肝っ玉→親子愛
205(196)-161(252↑)-101(4)-×-105(36)-113(20)
→205-194-121-×-125-123
A:グロウ+捨て身でHBカバを有利乱数で落とせる、+1捨て身でH4降りメガマンダを乱数1発(75%)
D:臆病コケコのZ10万最高乱数以外耐え、リザYの特化大文字確定耐え、211オバヒを有利乱数で耐える
S:準速70族抜き
構築の軸。ゲッコウガに明確に強く、初手に置いた際に不利対面が少ないのがメガ枠としての長所。
配分はAを特化後、初手に出して突っ張るのに最低限の耐久ラインを確保して残りを意地ガッサ抜きに回しました。Aを1でも削るとHBカバへのグロ捨て身の乱数が大きく落ちてしまう(10%以上)ためグロ捨て身ならば特化すべきだと考えています。
技構成はHBカバルドンやポリゴン2、ASメガマンダをグロウパンチと組み合わせて乱数とはいえ落とすことができる捨て身タックル、カプ・コケコやギルガルド、ゲンガーに対して安定した打点となる地震、グロウパンチ後削りに使える不意打ち、そして高耐久に対して後手に回らないグロウパンチとなりました。
ガルーラがどれだけ活躍するかで勝敗が決まるといっても過言ではないので、有利対面が取れた際は相手の構築や選出を考え慎重かつ強気な技選択を心掛けました。
ランドロスの項でも触れますが、ガルランドは一般的に猫恩返しのガルーラが多くグロウパンチがあまり考慮されなかったのも強気なプレイングを後押ししてくれていたと思います。
@フィラの実
腕白/威嚇
196(252)-166(4)-150(212↑)-×-101(4)-116(36)
地震/撃ち落とす/ビルドアップ/身代わり
B:特化ミミッキュZ最高乱数以外耐え
S:無振りグライオン抜き ほとんどのHBランドロスを抜くことができる
ガルーラの補完で入ってきたポケモン。前期からガルーラを使っていて威嚇持ち(ランドロス、ボーマンダ)+ゴーストタイプ(ギルガルド、ミミッキュ)に蜻蛉や交換連打で誤魔化されてしまうことが多々あったため、崩すないしはまとめて詰ませることができるのではないかと考え採用しました。
特別ガルランドで組み始めたわけではなくたまたま入ってきたものの、結果的にガルランドミミッキュゲッコウガの並びとなったことで初見でこの型が警戒されることはほぼなかったと思います。
技構成は上記の目的を達成するためにこれで確定、努力値配分はクチート、ミミロップやボーマンダ、ミミッキュに後出しもできるようにするためHBに寄せています。
一応無振りグライオンを抜いてはいますが、Sを全く伸ばさないグライオンが多いとは考えられず全く信用できないため極力グライオンの前では崩しにいかないようにしていました。
炎技を持っているポケモンがいないため、エアームドは勿論のことナットレイやモロバレルもこのポケモンで頑張ることが多かったです。
@ミミッキュZ
意地っ張り/化けの皮
159(228)-140(140↑)-118(140)-×-125(0)-116(0)
じゃれつく/影打ち/剣の舞/トリックルーム
トリルを採用したABミミッキュ。相手との役割関係が選出段階で明確に決まっていないガルーラにとって、数多のポケモンに対面で勝つことができるこのポケモンは非常に心強く、安心して目の前の相手と打ち合うことができます。
トリックルームは雨パやリザードン、ウルガモス、パルシェンなどに対して裏と組み合わせて処理を行う他、ガルーラが相手の物理受けを崩した際にミミッキュ自身を抜きエースのように運用することができるようになります。また、上述のランドロスと組み合わせて先制でビルドアップを積むこともできかなり活躍してくれました。
配分は161-139-117の方が特殊耐久が高くなり効率がいいはず(コケコの眼鏡10万が最高乱数以外耐えから確定耐えになるなど)ですが降り直さずそのまま使ってしまいました。Sはトリックルームを使うことを考え一切伸ばしませんでしたが無降り同士だと結局同速勝負になってしまうことを考えると多少伸ばしたほうがこちらもS関係を把握しやすく有益かもしれません。
@ミズZ
147(0)-×-88(4)-170(252↑)-91(0)-174(252)
控えめ/激流
ハイドロカノン/熱湯/水手裏剣/身代わり
CS:選出する相手を考えた時に臆病であるメリットが少ないと感じたので控え目
B:ゲッコウガの無補正蜻蛉返りの乱数が変化する
スタンダードな激流ゲッコウガで、主にテテフカバリザやテテフゲンガーランドのような構築に対して選出します。また、他のポケモンではどうしても崩せなさそうなサイクル(ヌオー入りなど)にも半ば無理やり出していました。
水の一貫が意識されている構築がほとんどで、選出率はかなり低かったですがたまにマッチングする通っている構築への制圧力を買って最後まで使い続けました。
コケコとゲッコウガの初手戦争に乗じてガルーラでアドを取るのがコンセプトだったのでゲッコウガを抜くことはあり得ませんでしたが、型は考え直した方がよかったかもしれません。ただし、シーズン中にカバリザテテフに対して強く出られてなおかつ一定の汎用性がある型があまり思いつきませんでした。
@弱点保険
呑気/バトルスイッチ
167(252)-71(4)-220(236↑)-72(12)-171(4)-72(0↓)
シャドーボール/影打ち/聖なる剣/キングシールド
主にグロスグライやグロスランドへのカードとして採用し、実際はグロス軸の他ガルクレセゴーリなどのほか刺さっていると感じた様々な相手に選出しました。
能動的な火力は控えめですがその分物理相手には非常に安定感があり、高い対面性能を感じました。
瞑想カプ・コケコの流行によりグライオンのAラインが上がって倒されることも懸念していましたがグライオンの被選出率が想像より低かったこともあり、幸いそのような場面に遭遇することはありませんでした。また、毒や剣舞などと違いポリゴン2やカビゴンを自ら崩しにいくことはできないので、周りで倒す必要があります。
@ウイの実
控えめ/蓄電
184(236)-×-108(140)-198(116↑)-101(4)-123(12)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/悪巧み/挑発
B:特化ミミッキュZ確定耐え
カバマンダを意識した霊獣ボルトロス。メガマンダを意識した配分だと思って使っていましたが終わってから色々計算したところ特化ミミッキュZ耐えになっていたみたいです……。
最もベーシックなカバマンダはこちらのゲッコウガの圧力でゲコorコケコカバマンダの選出が殆どだったので、ガルーラボルトミミッキュと選出し、ガルーラでゲココケコを倒せばボルトロスが、カバを崩せばミミッキュが通ると考え、実際上記のような選出にはほぼ負けなしでした。基本的にカバマンダの裏に合わせてボルトロスとランドロスのどちらかを選出していました。
当たり前ですがサイクルパは10万めざ氷だけでは到底崩せないような構築が多く、ガチガチの受け回しに対してはほぼ選出していません。
○あとがき
s11お疲れ様でした。ここしばらく2000にも届かず終わるシーズンが続いていたので「今期はがんばる」と決めて臨んでいました。結果として目標にしていた2100には届かず悔しい思いをしましたが、最終日に2000スタートで潜り始めること自体が初めてであり、大きく溶かすこともなく2000帯でいい試合がたくさんできたので多少なり成長できたと思っています。
来期の構築はまだ一切決まっていませんが、また2100を目指して戦えるよう努力したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。そして今期マッチングした皆さんは対戦ありがとうございました。また宜しくお願いいたします。
*Special Thanks*
ランドロスの個体を貸してくださったぴーさん
通話で色々お話してくださったぽけあねすさん、ぐーみーさん、ぴーさん